シ
ベリウス 交響曲第2番

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Frank W.
Meacham(1856?-1909)の作曲によるこの曲は、ブラスバンドではお馴染みの曲でしょう。この演奏はオケの演奏精度の問題もあり、近衞さん
の芸を味わうと言うものではありませんが、ティンパニーが加わった(このティンパニーが結構かっこいいです)、重心の低い音作りをしています。これはオリ
ジナルのパーロフォンのレコードです。 |
こちらはアメリカ巡邏兵の裏面、ローザスの波濤を越えてです。アメリカ巡邏兵と比べると、録音が良くなっているようにも感じるのです
が、マトリクス番号を見る限り同一セッションでの録音のようです。ややゆったりとしたテンポで曲が流れていきます。アメリカ巡邏兵とこの曲は、近衞の最初
期の録音としても貴重でしょう。 |
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1929年10月11日録音の、パルロフォン原盤です。近衞指揮のパーロフォン録音の最初のセッションの中の一曲のようです。中間部
で近衞らしき人がメロディーを口づさんでいるのがはっきりと聞こえます。オケは弦がヘタです
が、そこはかとなくウィーン臭さが漂うのは、さすが、近衞というところでしょうか。 |
これも1930年7月19日録音のパルロフォン原盤のものです。しかし録音が良くないです。マイクが近すぎ、残響がないため、かなり
荒い音になっています。このため
ただでさえ粗めの演奏が、余計粗く感じます。 |
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1928年1月31日の録音で、新交響楽団の初録音セッションの中の一つのようです。どちらかと言えば近衞さんの指揮や新交響楽団の
演奏を楽し
むというものではありませんが、中間部でテンポを落とし、じっくり響かせようとする方法は、現代ではあまり聴かれなくなったものだと思います。 |
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1930年7月19日の録音で、先の軍隊行進曲と同一セッションでのもので、第一幕への前奏曲です。録音上の問題なのでしょうか、残
念なことにシンバルが省略されてい
ます。 音は軍隊行進曲同様、残響のきわめて少ない狭いスタジオでの録音のようで、アラが目立つものとなっているのが、大変残念です。 |
これも1930年7月19日の録音で、ファランドールです。マトリクス番号から見ると、軍隊行
進曲の直前に録音されたものと思われます。これも録音上の問題かティン
パニーがありません。ちなみにですが、このレコードには近衞さん自身と思われるサインがレコードに入っています。
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| 1929年頃のパルロフォン原盤による録音で、軍隊行進曲の裏面です。ヴァイオリンが主旋律を担当し、曲をリードします。弦がポルタ メントを多用し、甘さ を強調する手法を採っています。メンゲルベルクやストコフスキーを髣髴とさせる、20世紀前半の美意識ならではの演奏だと思います。 |
これは1933年3月9日録音のパーロフォン
への吹き込みだ
そうです。25cm盤で、このサイズに収めるためと思われる、かなり大胆なカットがあります。曲を楽しむにはかなりの障害になるかと思いますが、B面の頭
で思わぬフェルマータ処理がされていて結構驚きました。小さなスタジオでの、オンマイク気味の録音で、割れ気味の音になっていますが、それま
での録音と比べ、かなり音質的に改善されています。ただ、シンバルがやはりここでも入っていないのは、大変残念ですし、小太鼓がかなりマイク
から遠いのも残念です。しかし、演奏はなかなか面白いのではないかと思います。 |
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1935年の録音で、右のウィリアム・テルと同一セッションの録音だそうです。録音時間の問題に起因すると思われる、若干のカットが
あったり、力強さや縦
の線と言う意味では弱いところもあるようにも思いますが、メロディの歌わせ方や弦のポルタメントが素敵です。情緒あふれるブルー・ドナウになっています。
こんな近衞さんの演奏、是非、生で聴いてみたかったです。 |
1935年、近衞が新交響楽団を退団する直前の録音です。「ドナウ河の漣」に比べると、オーケストラが格段に進歩しているのがわかり
ます。演奏はゆとりを持ったテンポで曲に語らせるタイプで、また導入部やラストの長和音ではデクレッシェンドするなど、今風のものではありませんが、これ
はこれで楽しめます。それにしても、わずか5年で、これだけアンサンブルが良くなる事は脅威です。 |